“御切替”の読み方と例文
読み方割合
おきりか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちの三千駄は檜物御手形ひのきものおてがたととなえて人民の用材に与え、残る三千駄は御切替おきりかえととなえて、この分は追い追いと金に替えて与えた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
あるいはまた、そういう木材で受け取らない村々では、慶長けいちょう年度の昔から谷中一般人民に許された白木六千駄のかわりに、それを「御切替おきりかえ」と称えて、代金で尾張藩から分配されて来た。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)