“得乗”の読み方と例文
旧字:得乘
読み方割合
えの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おとらは兄夫婦が、汽車にも得乗えのらず、夏の暑い日と、野原の荒い風に焼けやつれたくろい顔をして、疲れきった足を引きずりながら這込はいこんで来た光景を、口癖のように作に語って聞かせた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)