“往生(まい)” の例文
「有ますとも。足の傷はあれでなかなか馬鹿にならん。現在、私の甥(おい)がそれだ——撃(ぶ)ち処(どこ)が悪かったと見えて、直に往生(まい)って了った。人間の命は脆(もろ)いものさ……見給え、この虫の通りだ」
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)