強弩都尉きょうどとい)” の例文
天漢三年の秋に匈奴きょうどがまたもや雁門がんもんを犯した。これにむくいるとて、翌四年、漢は弐師じし将軍李広利りこうりに騎六万歩七万の大軍をさずけて朔方さくほうを出でしめ、歩卒一万を率いた強弩都尉きょうどとい路博徳ろはくとくにこれをたすけしめた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)