引摺倒ひきずりたお)” の例文
この算用を算盤そろばんぱちぱち、五を引いて二が残り、たった三厘の相違があってもたぶさつかんで引摺倒ひきずりたおそうという因業いんごうな旦那を持ってるから、夜の更けるまで帳場に坐って
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)