弊盧へいろ)” の例文
参商一隔、いかにおはすらんと筆はとれど書やるすべもなく、こゝろ迷ひぬるは、綣恋之情けんれんのじょうかたみに同じかるべし。まづ尊堂も弊盧へいろも無事なるはうれし。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)