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廡下
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のきした
ふりがな文庫
“
廡下
(
のきした
)” の例文
祠の左右の
廡下
(
のきした
)
に並んだ諸司にはそれぞれ燈火が
点
(
つ
)
いて、参詣の人びとはその前へ跪いて思い思いに祈願をこめていた。
富貴発跡司志
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
宿をかしてくれそうな物を売る家の門口をかたっぱしから
叩
(
たた
)
いてみたが、返事をするものがなかった。しかたなしに
廡下
(
のきした
)
をうろうろしていると、一軒の家の扉を左右に開けて一人の老人が出て来た。
阿繊
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
李生は気味が悪いが他にどうすることもできないので、
廡下
(
のきした
)
へ腰をおろし、手にしていた弓を傍へ置いて、
四辺
(
あたり
)
に注意しながら休んでいた。廟の前の黒い大木の梢には、二つ三つの星の光があった。
申陽洞記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
廡
漢検1級
部首:⼴
15画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“廡”で始まる語句
廡