“庭後庵”の読み方と例文
読み方割合
ていごあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一日(いちにち)われ芝辺(しばへん)に所用あつて朝早くより家(いえ)を出で帰途築地の庭後庵(ていごあん)をおとづれしにいつもながら四方山(よもやま)の話にそのまま夜(よ)をふかし車を頂戴して帰りけり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
牡丹の紅(くれない)は加賀友禅(かがゆうぜん)の古色を思はしめ、石榴花の赤きは高僧のまとへる緋(ひ)の衣(ころも)の色に似たり。日本の花はいかほど色濃く鮮なるも何となく古めきていひがたき渋味あり。庭後庵(ていごあん)主人好んで小鳥を飼ふ。
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)