度場どば)” の例文
山田は苦笑するだけの度場どばをも失ってしまった。そして左手の甲で額をこすりながら頭を垂れた。秀子はその姿をじっと見ていたが、急に軽い調子で云い出した。
掠奪せられたる男 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)