広瀬淡窓ひろせたんそう)” の例文
広瀬淡窓ひろせたんそうなどの事は、彼奴あいつ発句師ほっくし、俳諧師で、詩の題さえ出来ない、書くことになると漢文が書けぬ、何でもないやつだといって居られました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
翌朝よくあさ目をさました時にも、夢のことははっきり覚えていた。淡窓たんそう広瀬淡窓ひろせたんそうの気だった。しかし旭窓きょくそうだの夢窓むそうだのと云うのは全然架空かくうの人物らしかった。
子供の病気:一游亭に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)