“淡窓”の読み方と例文
読み方割合
たんそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌朝よくあさ目をさました時にも、夢のことははっきり覚えていた。淡窓たんそう広瀬淡窓ひろせたんそうの気だった。しかし旭窓きょくそうだの夢窓むそうだのと云うのは全然架空かくうの人物らしかった。
子供の病気:一游亭に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
これは出鱈目でたらめでもなく、即興の反芻はんすうでもなく、岑参しんしんの詩を、淡窓たんそうの調べもて、正格に吟じ出でたものであります。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「旭窓は淡窓たんそうの孫でしょう。淡窓の子は何と云いましたかしら?」先生は即座に「夢窓むそうだろう」と答えた。
子供の病気:一游亭に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)