なみ)” の例文
到底どうせもらう事なら親類なにがしの次女おなにどのは内端うちば温順おとなしく器量も十人なみで私には至極に入ッたが、このを迎えてさいとしては
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
酒には一々新聞の欄になぞらへた仇名が附けてある。なみの焼酎を「社説」と云ふ。コニヤツクを「電報」と云ふ。葡萄酒を「外国通信」と云ふなどの類である。
板ばさみ (新字旧仮名) / オイゲン・チリコフ(著)