年歯としのころ)” の例文
旧字:年齒
紳士は年歯としのころ二十六七なるべく、長高たけたかく、好き程に肥えて、色は玉のやうなるにほほあたりには薄紅うすくれなゐを帯びて、額厚く、口大きく、あぎとは左右にはびこりて、面積の広き顔はやや正方形をせり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)