年兒としご)” の例文
新字:年児
義雄はかの女が殆ど年兒としごか、一年置きかに出産しながら、相變らず若いのに感心した。貴族院の長者議員をしたこともある家の娘で、氣がのんびりしてゐるのも一つの原因であらう。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)