まだ少年の頃、老臣の平手中務政秀ひらてなかつかさまさひでは、手にもおえぬ少年信長をいさめるため、老腹おいばらを切って死んだ。——信長の父信秀から
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五郎左衛門の老父、平手中務政秀ひらてなかつかさまさひでは、二十日はつかあまりも、門を閉じて、邸にこもっていた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
平手中務政秀ひらてなかつかさまさひでの名のりを、そのまま取ったのである。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)