“平左”の読み方と例文
読み方割合
へいざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下手な内科や外科にも劣る。あとは治癒なおればお医者の手柄で。死ねば運じゃと済ましたもんだよ。アハハのエヘヘの平気の平左へいざじゃ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
しかし博士は、ミチ子がなにをおもおうと平気の平左へいざで、なにかさかんに口のなかでぶつぶついいながら、艦内をあるきまわっていました。
怪塔王 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そして彼は子供だの孫だのの二人三人はどうなろうと平気の平左へいざの人であった。律義者で、温和な考えの人だ。
家康 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)