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常人
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じょうじん
ふりがな文庫
“
常人
(
じょうじん
)” の例文
ぎょッとなったようにして立ち止まっている
件
(
くだん
)
の男の側に歩み寄ったかと見えましたが、ここら辺もまた退屈男の
常人
(
じょうじん
)
でない一面でした。
旗本退屈男:02 第二話 続旗本退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
第二の解脱法は
常人
(
じょうじん
)
の解脱法である。常人の解脱法は拘泥を
免
(
まぬ
)
かるるのではない、拘泥せねばならぬような苦しい地位に身を置くのを避けるのである。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それから久しい以前より問題にしている旅の女性、みことか
歌比丘尼
(
うたびくに
)
とかいうものの地方に与えた影響や、
験者
(
げんじゃ
)
・
山伏
(
やまぶし
)
という一派の宗教家の、
常人
(
じょうじん
)
の上に振うていた精神的威力など
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
麻糸にも精粗の差はあるが、もともと手先の
業
(
わざ
)
だから
常人
(
じょうじん
)
の着物は糸が太く布が強くて突張っていた。まるまるとした人のからだの表面との間に、小さな三角形の空間が幾らでもできていた。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
常人
(
じょうじん
)
の家では企て望み難いものであった。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“常人”の意味
《名詞》
常人(じょうじん、じょうにん、つねびと)
普通の人。一般の人。
(出典:Wiktionary)
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“常人”で始まる語句
常人化