“布教”の読み方と例文
読み方割合
ふきょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「右近は、大の耶蘇教徒やそきょうとです。デウスの布教ふきょうを許すことを条件として説けば、かならず荒木村重から離れましょう」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
余はもとより詩人を職業にしておらんから、王維おうい淵明えんめい境界きょうがいを今の世に布教ふきょうして広げようと云う心掛も何もない。ただ自分にはこう云う感興が演芸会よりも舞踏会よりも薬になるように思われる。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)