左典厩さてんきゅう)” の例文
火柱がしばらく躊躇ためらっていた。だが、ユラユラと左右へ揺れた。東に向かって歩き出した。武田左典厩さてんきゅうの屋敷の方へ、辻を曲がって行くらしかった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)