崖端がけばな)” の例文
夕闇の迫つてゐる崖端がけばなの道には、人の影さへ見えなかつた。瀕死の負傷者を見守る信一郎は、ヒシ/\と、身に迫る物凄い寂寥を感じた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)