峰打みねうち)” の例文
むろん峰打みねうちである。しかしおどろいた馬は、ちょうど、ややなだらかになった坂道を矢のように走りだした。
伝四郎兄妹 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
宝の持腐れであった梶派一刀流、しかも今宵は死ぬと覚悟がついているから、その勢いのすさまじさはまったく鬼神ともいうべく峰打みねうちではあるがたちまち四、五人ばたばたと撃倒した。
武道宵節句 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)