“山淵左馬介義遠”の読み方と例文
読み方割合
やまぶちさまのすけよしとお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳴海城は、清洲をめぐる衛星の一つであった。織田家の出城でじろなのである。彼の父、山淵左馬介義遠やまぶちさまのすけよしとおは、信長の被官ひかんの一人で、その城を預かっている者だった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
右近は、清洲城の一聯いちれんである鳴海なるみの出城を預けられている山淵左馬介義遠やまぶちさまのすけよしとおの子だ。織田諸将のうちでも、重臣の者の子である。——青木綿の陣羽織一着で、春も秋も越している彼とは、格がちがう。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)