山家風やまがふう)” の例文
店座敷も暑苦しいからと、二階を明けひろげて、お玉はそこへ二人ふたりの席を設けた。山家風やまがふう風呂ふろの用意もお玉の心づくしであった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
二人とも山家風やまがふう軽袗かるさん(地方により、もんぺいというもの)をはいて出かけたものだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)