屯田とんでん)” の例文
屯田とんでんの農民ばかりではやりきれない、どうしても常備兵というものの必要に迫られて来た時から始まったのでしょう。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
都指揮使謝貴しゃき七衛しちえいの兵、ならびに屯田とんでんの軍士を率いて王城を囲み、木柵ぼくさくを以て端礼門たんれいもん等のみちを断ちぬ。朝廷よりは燕王の爵を削るのみことのり、及び王府の官属をとらうべきの詔至りぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)