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居眠
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いねぶ
ふりがな文庫
“
居眠
(
いねぶ
)” の例文
とにかく安々と夜明まで寝て、眼が
覚
(
さ
)
めた時は、もう
居眠
(
いねぶ
)
りはしていなかった。通例のごとく身体全体を畳の上につけて長くなっていた。そうして
涎
(
よだれ
)
を垂れている。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
せがれのそばで半ば
居眠
(
いねぶ
)
りをしていた親乞食がせがれがかように申しますのを聞いて
貧乏物語
(新字新仮名)
/
河上肇
(著)
その毛は
五分
(
ごぶ
)
くらいなのと
一寸
(
いっすん
)
くらいなのとが
交
(
まじ
)
って、不規則にしかも
疎
(
まばら
)
にもじゃもじゃしている。自分が
居眠
(
いねぶ
)
りからはっと驚いて、急に眼を開けると、第一にこの頭が
眸
(
ひとみ
)
の底に映った。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
眠
常用漢字
中学
部首:⽬
10画
“居眠”で始まる語句
居眠姿