小銭こせん)” の例文
旧字:小錢
どうせ飛び出すのだ、何しろ訪ねて見ようと銀之助は懐中くわいちゆうを改めると五円札が一枚とあと小銭こせんで五六十銭あるばかり。これでも仕方がない不足の分は先方むかふの様子を見てからの事とぐ下にりた。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)