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小篠
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こしの
ふりがな文庫
“
小篠
(
こしの
)” の例文
だが、甲府にいるのも工合がわるいし、
餞別
(
せんべつ
)
までうけたので、彼は、彼への義理みたいに、
仇
(
かたき
)
のいるこの
小篠
(
こしの
)
へ足を向けて来たのだった。
八寒道中
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「お侍様というものは……」女役者の阪東
小篠
(
こしの
)
は、微妙に笑って云ったものである。「お強くなければなりません」
神秘昆虫館
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
小篠
(
こしの
)
までの、
平坦
(
へいたん
)
な道のように、三五兵衛とお稲の話は、一向それ以上すすまなかった。ここでも自分の冷ややかなものが邪魔をして、女の心を寄せつけないのだ。
八寒道中
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大月から猿橋へかかって、桂川の
渡舟
(
わたし
)
に姿を見せた三五兵衛は、その渡舟には乗らないで、
小篠
(
こしの
)
という村の道をたずねた。そして教えられた川添いの道を下へ向って、ゆっくりと歩いていた。
八寒道中
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
篠
漢検準1級
部首:⽵
17画
“小篠”で始まる語句
小篠堤