“小姓溜”の読み方と例文
読み方割合
こしょうだま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——黒田様とおはなし中、しばらく小姓溜こしょうだまりの方へ、退さがっておるようにとの仰せです。何か大事なおはなしがおありらしく……」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのとき、たたたたと小走りな足刻あしきざみが遠くから聞えた。かたく人払いを命じられているので、杉戸口すぎとぐちまで来ると、当然、その跫音あしおと小姓溜こしょうだまりのとがめに会って、さえぎられているふうである。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)