寺住てらずみ)” の例文
それは丑松の身に取つて、最も楽しい、又最も哀しい寺住てらずみの一夜であつた。どんなに丑松は胸を踊らせて、お志保と一緒に説教聞く歓楽たのしみを想像したらう。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)