寥亮りょうりょう)” の例文
茂太郎はその図々しさにあきれ返って、さてまた、寥亮りょうりょうとして、清にして且つ悲なる蘆管ろかんを取って、海風に向って思う存分に吹きすさびました。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)