宸衷しんちゅう)” の例文
ただただそれは宸衷しんちゅうを驚かし奉り万民を困苦せしむる罪を重ぬるのみであって、一つとして義理に当たるものはなく、忠貞の素志もそのためにむなしくなろう。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)