家屋チセ)” の例文
彼アイヌ、眉毛かがやき、白き髯胸にかき垂り、家屋チセに萱畳敷き、さやさやと敷き、いつかしきアツシシ、マキリ持ち、研ぎ、あぐらゐ、ふかぶかとその眼れり。
(新字旧仮名) / 北原白秋(著)
でなければ鮮人の小舎こやのように見ぐるしく、またバラックの網納屋のようである。それらの家屋チセも絵葉書なぞで見る北海道アイヌの伝統的家屋チセとはほとんど趣を異にしている。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
家屋チセの空見ず、さやら葉の青の長葉の、アイサク・ピヤパ(髯なき稷)フレ・ピヤパ(赤き稷)チヤク・ピヤパ(はぜ稷)ヤムライタ・ヨコアマム(藪虱に似し稷)、また、脚高の熊檻ペウレツプチセ
(新字旧仮名) / 北原白秋(著)
家屋チセに萱畳敷き
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
家屋チセの空見ず
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)