家室おいへさん)” の例文
欽明天皇の御代、三野の國大野郡の人が野中で遭つた女を家に連れて來て、一男を生ませたが、その家の犬が十二月十五日に仔を生んだところが、犬の仔が家室おいへさんにむかつて吠えてしかたがない。
春宵戯語 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)