室鎮雄むろしずお)” の例文
室鎮雄むろしずおと署名されたその手紙の文句は、至極簡短であったが、お今を慕う熱情が、行の間にもあふれていた。室はやっと二十四になったばかりであった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)