実以じつも)” の例文
旧字:實以
大抵は予期していたのだけれど、彼の隣の見物席に坐っている、品川四郎の顔が、畳一畳程の大きさになって、前のスクリーンへ現われた感じは実以じつもて異様なものであった。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)