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定斎屋
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じょうさいや
ふりがな文庫
“
定斎屋
(
じょうさいや
)” の例文
定斎屋
(
じょうさいや
)
の金具の音がのんびりと橋を渡って消えてゆくと、近くの武家の塀内で、去年の秋から落ち葉を焼くけむりが、白くいぶったままこの部屋の端にまでたゆって来ている。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
苗売り、金魚売り、虫売りの声々、カタンカタンという
定斎屋
(
じょうさいや
)
の音、腹を見せて飛ぶ若い燕の、健康そうな啼き声などにも、万物生々たるこの季節の、
清々
(
すがすが
)
しい呼吸が感ぜられた。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
馬喰町の新右衛門といや、
富山
(
とやま
)
の反魂丹、岩見銀山のねずみ取り、
定斎屋
(
じょうさいや
)
、孫太郎虫、みんなあいつがひと手で売り子の元締めをやってるんだ。野郎を洗えばぞうさなくネタはあがるぞ。
右門捕物帖:30 闇男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
定
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
斎
常用漢字
中学
部首:⽂
11画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“定斎”で始まる語句
定斎
定斎売