安樂椅子ソフア)” の例文
新字:安楽椅子
ロチィスターさんはサロンつて云ふ綺麗なお部屋の安樂椅子ソフアの上におやすみになつたのよ。あたしとソフィイは別の處に小さい寢臺ベッドがありましたの。
寢臺の枕もと近くの、臺座クッションゆたかな安樂椅子ソフアも、足臺を前に、寢臺とおなじほど白々ときはだつてゐて、私には、それが、蒼ざめた玉座ぎよくざのやうに思はれた。
リード夫人は、爐邊の安樂椅子ソフアもたれながら、子供たち(この時は、喧嘩もしてゐなければ、泣いてもゐなかつた)を身邊まはりに置いて、全く幸福さうだつた。