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孱顔
ふりがな文庫
“孱顔”の読み方と例文
読み方
割合
さんがん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さんがん
(逆引き)
想うに麓の大森林を失って劒岳の
孱顔
(
さんがん
)
は、階老の侶を先立てて
遽
(
にわか
)
に憔悴した人のように、金剛不壊の額にも幾条か
崢嶸
(
そうこう
)
の皺が増したことであろう。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
そして珍らしく穏かな或日の朝、雲の綿帽子をかなぐり捨てた和やかな
孱顔
(
さんがん
)
を見せている山を眺めて、村の人達は
直
(
じき
)
に天気の変ることを知るのである。
山と村
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
南日君も今頃は八ヶ岳に登っている筈なので、遠く其方面に眼を放ったが、八ヶ岳は勿論北アルプスの大嶺は、
霙々
(
えいえい
)
たる雲海の下に沈んで、終に一度も
孱顔
(
さんがん
)
を顕わさないのは残念であった。
奥秩父の山旅日記
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
孱顔(さんがん)の例文をもっと
(4作品)
見る
孱
漢検1級
部首:⼦
12画
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
“孱”で始まる語句
孱弱
孱細
孱
孱々
孱然
孱陵
孱弱矢
孱願亦