媚嫵びぶ)” の例文
短册の手迹しゆせきを見るに、壽阿彌は能書であつた。字に媚嫵びぶの態があつて、老人の書らしくは見えない。壽の一字を署したのは壽阿彌の省略であらう。壽松の號は他に所見が無い。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)