婢子様ほうこさま)” の例文
こればかり焼け残りたりといふ内裏雛だいりびな一対、紙雛かみびな一対、見にくく大きなる婢子様ほうこさま一つを赤き毛氈もうせんの上に飾りて三日を祝ふ時、五色の色紙を短冊たんざくに切り、芋の露をすずりりて庭先に七夕を祭る時
わが幼時の美感 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)