姫嬪きひん)” の例文
東曲輪の大きさは、二十四間に六十間で、三つのうちで最も小さく、中曲輪は信玄の居所、築山泉水毘沙門堂びしゃもんどうなど多少風致を備えていた。西曲輪は姫嬪きひん住坊すまい、人質曲輪とも呼ばれていた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)