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妾腹
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めかけばら
ふりがな文庫
“
妾腹
(
めかけばら
)” の例文
当地へやって来たのが
十歳
(
とお
)
ぐらいの時でもあったろう、おふくろも一緒に来たよ、おふくろといっても、鉄はああ見えてもあれで
妾腹
(
めかけばら
)
でな、と言わでものことまで言う。
大菩薩峠:30 畜生谷の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
多分神原の事ではござらんかと拙者考えます、お屋敷の内に斯様な悪人があって御舎弟紋之丞様を
亡
(
うしな
)
い、
妾腹
(
めかけばら
)
の菊之助様を世に出そうという
企
(
たく
)
みと知っては
棄置
(
すてお
)
かれん事
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
千五百石の女﨟ですが、初路さん、お
妾腹
(
めかけばら
)
だったんですって。それでも一粒種、いい月日の
下
(
もと
)
に、生れなすったんですけれど、廃藩以来、ほどなく、お邸は退転、御両親も皆あの世。
縷紅新草
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“妾腹”の意味
《名詞》
妾 腹(しょうふく / てかけばら / めかけばら)
妾から生まれたこと。また、その子。
(出典:Wiktionary)
妾
漢検準1級
部首:⼥
8画
腹
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
“妾腹”で始まる語句
妾腹附