“めかけばら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妾腹75.0%
賤胎25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千五百石の女﨟ですが、初路さん、お妾腹めかけばらだったんですって。それでも一粒種、いい月日のもとに、生れなすったんですけれど、廃藩以来、ほどなく、お邸は退転、御両親も皆あの世。
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二年前に七斤は酔払って一度、趙七爺を「賤胎めかけばら」と罵ったことがある。そこで今たちどころに七斤の危険を直覚して、胸の中がドキンドキンと跳ね上った。
風波 (新字新仮名) / 魯迅(著)