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如鱗木
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じょりんもく
ふりがな文庫
“
如鱗木
(
じょりんもく
)” の例文
裁縫
(
しごと
)
の手を
休
(
や
)
めて、火熨に
逡巡
(
ためら
)
っていた糸子は、
入子菱
(
いりこびし
)
に
縢
(
かが
)
った指抜を
抽
(
ぬ
)
いて、
鵇色
(
ときいろ
)
に
銀
(
しろかね
)
の雨を刺す
針差
(
はりさし
)
を裏に、
如鱗木
(
じょりんもく
)
の塗美くしき
蓋
(
ふた
)
をはたと落した。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
見ると
御母
(
おっか
)
さんが、今起き立の顔をして
叮嚀
(
ていねい
)
に
如鱗木
(
じょりんもく
)
の長火鉢を
拭
(
ふ
)
いている。
琴のそら音
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
如
常用漢字
中学
部首:⼥
6画
鱗
漢検準1級
部首:⿂
24画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
“如鱗”で始まる語句
如鱗