奇観めずらしさ)” の例文
旧字:奇觀
その楽の音にケリルは聞いた、大洋の波が連山の項きの雪を浸す音を、地の白き汁と青き奇観めずらしさが火焔の中にながれ入る音を、そして日と月とのあいだの雪のような星群の無限無数のあらしの音を。
約束 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)