大高源吾おおたかげんご)” の例文
蕪村かつて大高源吾おおたかげんごより伝はる高麗こうらいの茶碗といふをもらひたるを、それも咸陽宮の釘隠しの類なりとて人にやりし事あり。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
こらすも改めず罰するも恐れざるに至っては遂に施すに術なし。飲酒喫烟は悪習なり人これを知るも咎めず。赤垣源蔵あかがきげんぞうは一升徳利に美談を残し大高源吾おおたかげんごは煙草入の筒に風流を伝う。
偏奇館漫録 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「これが大高源吾おおたかげんごの詫証文といって此家ここの家の宝物ほうもつです」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)