大船おおふね)” の例文
しかし狭苦しい東京湾も当時の保吉には驚異だった。奈良朝の歌人は海に寄せる恋を「大船おおふね香取かとりの海にいかりおろしいかなる人かもの思わざらん」
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
けれども大船おおふねに救い上げられたからッて安心する二葉亭ではないので、板子いたご一枚でも何千トン何万噸の浮城フローチング・キャッスルでも
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)