大洋傘おおこうもり)” の例文
ぶらりぶらりとした身の中に、もだもだする心を抱きながら、毛繻子けじゅす大洋傘おおこうもりに色のせた制服、丈夫一点張いってんばりのボックスの靴という扮装いでたちで、五里七里歩く日もあれば
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
どうかするとヘルメット帽などを頂き、繻子しゅす大洋傘おおこうもりをついて山野を渡る。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)