それは古い化学工業の原書げんしょにあるようなレトルトだの、耐酸性たいさんせいかめだの、奇妙に曲げられた古い硝子管ガラスかんだのが、大小高低だいしょうこうていことにした架台かだいにとりつけられていたのだった。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)