“大宗”の読み方と例文
読み方割合
たいそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この二つが暗号記法の大宗たいそうであることはいうまでもなく、ことに「代用法」は重要で、近代機械暗号はすべてこれに属するのである。
探偵小説の「謎」 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
この男は国芳の門から出たはずだが、少なくも伝統を破って、よかれあしかれ、明治初期の浮世絵の大宗たいそうをなしている。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大江の家は大江音人おとんど以来、儒道文学の大宗たいそうとして、音人の子玉淵、千里、春潭はるふち千古ちふる、皆詩歌を善くし、千里は和歌をも善くし、小倉百人一首で人の知っているものである。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)